彼氏ができて、映画を見てレストランに行って、さあ、最後は夜の楽しみを……と思ったのに、いざ彼氏とセックスをしようと思ってもなかなかイけない。彼氏は興奮しているけど、私はオーガニズムに達せない。
そんな悩みを抱えている女性は案外多いようです。非常にデリケートな話ですから統計は取りにくいですが、ある種のアンケートでは実に4割だったり、7割の女性がセックスでイけない、イけなかったことがあると返答しているとか。これは結構深刻な問題なのかもしれません。
今回はどうしてセックスでイけない女性が多いのか。どうしたらイけるようになるのか考えてみましょう。
コンテンツ
- 1 あなたはどんなときにエクスタシーを迎えられますか?
- 1.1 なぜイけないのか。その原因を探ろう
- 1.2 『イ.性に関する経験値が足りない』場合① オナニーでもイったことがない
- 1.3 『イ.性に関する経験値が足りない』場合② クリならいけるけど、膣のなかを刺激してもイけない
- 1.4 『ロ.オナニーやセックスの技術的な問題』がある場合 男性が下手くそすぎと感じる場合
- 1.5 『ハ.肉体的に快感を感じる受け皿がない』場合① 年齢の問題
- 1.6 『ニ.精神的にイける状況にない』場合① 他のことで集中できない状態でセックスはしない
- 1.7 『ニ.精神的にイける状況にない』場合② パートナーが慌てすぎたら
- 1.8 『ニ.精神的にイける状況にない』場合③ メンタルクリニックの力が必要なケース
- 1.9 『ホ.男性に対して幻想をいだきすぎている』場合
- 1.10 『へ.二次元でイってばかりいた』場合
- 1.11 『ト.性癖が特殊』な場合 妄想で補うか、パートナーを選ぶか。
- 2 オナニー&膣トレと雰囲気作りで多くの女性はセックスでイけるようになる
あなたはどんなときにエクスタシーを迎えられますか?
セックスでイけないと嘆く前に、ではどんな方法ならイけるのでしょうか。これは人それぞれだと思います。まずはここをきちんと抑えましょう。
a.1度もイったことがない。あるいは人生で数回しかイけたことがない
b.クリならいけるけど、膣のなかを刺激してもイけない
c.オナニーならイけるけど、セックスになるとイけない
d.以前はセックスでイけたけど、最近はイけなくなってしまった
概ねこんな感じに分かれると思います。どれも女性にとっては深刻な悩みですが、パートナーには相談しにくい話でもありますね。まずはご自分がa~dのどれに当てはまるか思い返してみてください。
その結果をふまえた上で、次にイけない原因を考えてみます。
なぜイけないのか。その原因を探ろう
次に、なぜイくことができないのか、その原因を考えましょう。細かく分ければきりがありませんが、概ね以下のよう分かれるでしょう。
イ.性に関する経験値が足りない
ロ.オナニーやセックスの技術的な問題
ハ.肉体的に快感を感じる受け皿がない
ニ.精神的にイける状況にない
ホ.男性に対して幻想をいだきすぎている
へ.二次元でイってばかりいた
ト.性癖が特殊すぎる
『イ.性に関する経験値が足りない』場合① オナニーでもイったことがない
1度も絶頂に達したことがないとか、あるいは数回しかないという方の場合、必要なのはまずあなたの体の開発です。オナニーなんて恥ずかしくてできないと思うかもしれませんが、オナニーはセックスの練習です。
一生仙人か尼さんのように生きるというならともかく、パートナーと良好な関係を作り、結婚して、子どもを産んで……といった人生を希望されているならば、ある程度は性的な訓練も積まなければなりません。
まずは、クリトリスを優しく愛撫してエクスタシーを味わいましょう。ゆっくりで大丈夫ですから、性的な快感を自分の体に教え込みます。なお、クリを刺激しても全く快感を感じない場合については『ハ.肉体的に快感を感じる受け皿がない』の方になります。
『イ.性に関する経験値が足りない』場合② クリならいけるけど、膣のなかを刺激してもイけない
実際のところ、クリでイければセックスでもイけないわけではありません。しかし、男性が主に攻めたがるのは膣のなか。中でも感じられた方がセックスの時にイきやすいのは事実です。もし、まだ膣の中でイったことがないなら、膣トレをおすすめします。
膣の中に性感帯は2つあり、それぞれGスポットとポルチオといいます。どちらもなんとなく聞いたことはあるでしょう。
これらの器官はクリトリスや男性のペニスと違って、最初のうちは快感を覚えることができません。ですから中でイくためにはこれらを性感帯として開発する必要があります。
開発方法の詳細は、別の記事に譲りますが、基本的にはクリを弄ってエクスタシーを感じながら、Gスポットやポルチオを触ることで、いつの間にかその2つも性感帯として目覚めます。
『ロ.オナニーやセックスの技術的な問題』がある場合 男性が下手くそすぎと感じる場合
『パートナーが下手くそだからイけないんだ』そう感じる女性は多いでしょう。実際、男性に比べて女性の方がイきにくいわけで、本来なら男性にはもっと気を使って女性がエクスタシーできるように導いてほしいものです。
しかしながら、男性が女性を導くほどの精技を持っているケースはまれです。いるとしたらAV男優か女性を引っかけまくってヤリまくっていたような人だけです。あなたの彼氏がAV男優でないなら、男性は女性を導くべきだなんていう幻想は捨てましょう。
男性は女性の性についても、性感帯についても、性器についても、驚くほど何も知りません。私の経験ですが、いきなりアナルに挿れようとする人がいました。『なにするのよ!?』と聞いたら、どっちがアナルでどっちが膣だか分からなかったらしいです。
さすがに膣とアナルの区別が付かないのは極端な例としても、Gスポットが尿道側とアナル側のどちらにあるのかなんて、ほとんどの男性はしりません。『とりあえず挿れればいんでしょ』くらいの勢いです。よって、あなたのパートナーが経験豊富でない限り、きちんと相手に自分の感じやすいポイントを伝えてくことが必要です。
前の彼氏とならイけたのにという場合、前の彼氏よりも今の彼の方が経験が少ないなら、あなたがある程度リードしてあげましょう。
『ハ.肉体的に快感を感じる受け皿がない』場合① 年齢の問題
そもそもまだそういう年齢に達していない場合はセックスでイくのは難しいでしょう。性的な成長というのは個人差がありますので、思春期のうちは諦めましょう。そもそも若いうちの早まった行為は避けるべきです。
逆に高齢になるとイきにくくなることも事実です。個人差が激しいので具体的に何歳とは書きませんが、若い頃はイけたのにという悩みをいだく女性は(男性も?)おおいです。自然の摂理とあきらめるか、またはお医者さんに相談するかという選択になるでしょう。
『ハ.肉体的に快感を感じる受け皿がない』場合② 医学的な処置が必要なケース
クリが包茎である場合、痔が酷すぎてセックスどころではない場合などです。あるいは内疾患によって女性ホルモンの分泌が減ってしまっているケースも考えられるでしょう。
これらには医学的な処置が必要になることも多く、成人しているのにクリをさわっても全く感じないというならば1度お医者様に相談してみるのも手です。相談する場合は、泌尿器科、産婦人科、内科のいずれかになるでしょう。
『ニ.精神的にイける状況にない』場合① 他のことで集中できない状態でセックスはしない
男性に比べ女性は雰囲気でイくものです。逆の言い方をすると、男性はたとえゴミだめの中でもオナニーやセックスをすればイけてしまうくらい、雰囲気には鈍感で、世紀への刺激には敏感なんです(個人差あり)
ですが、女性の場合は違います。部屋の中の汚れ、シーツのシミ、外からの騒音、汚臭など、様々な原因で簡単に『冷めてしまう』んです。女性がイくためには、雰囲気作りがとっても大切です。男はそこが分かっていないのです。
セックスをするまえに、ちゃんと部屋の中を掃除するとか、アロマを炊くとか、そういう準備を男に期待するのは無駄です。女性側が用意し、場合によっては男性にも協力を要請しましょう。
『ニ.精神的にイける状況にない』場合② パートナーが慌てすぎたら
男性の中には前戯など考えもせずにいきなり挿れてくるお猿さんみたいな人もいます。これも男性はとにかくセックスできればイけるのにたいして、女性は焦らされて、雰囲気をゆっくり作って、始めて燃え上がれるという差です。盛りの付いた男性を御するのは中々大変かもしれませんが『慌てないで?』とか言って、ゆっくり挑発してみましょう。
『ニ.精神的にイける状況にない』場合③ メンタルクリニックの力が必要なケース
例えば、一概には言えませんがうつ病や統合失調症の時はイきにくくなる場合もあります。あるいは過去の男性経験で深いトラウマを持ってしまっている方もいるかもしれません。
イけない理由がそういった事由であるならば、メンタルクリニックや精神科、カウンセリングなどを利用し、ゆっくりと治療する必要があるかもしれません。自己判断は危険ですから、そういった悩みを相談できる病院を探して見てください。
『ホ.男性に対して幻想をいだきすぎている』場合
男性に理想や幻想をいだきすぎていると、現実とのギャップでイけないなんていうこともあります。真面目な話、白馬に乗って現れる貴族と私たちが付き合える可能性は0です。どんなに理想的なカッコイイ男性を見つけたと思っても、服を脱いだらホクロやシミの1つや2つあるでしょう。
女性は雰囲気でイくといいましたが、現実に存在しないような理想的すぎる男性像を求めている場合なかなかイくのは難しいです。あなたの理想を男性に押しつけすぎるのは、男性がAVにでてくる潮吹きやハードSMをあなたに求めるようなものです。
妥協というと言葉が悪いですが、理想を追い求めすぎていると感じるならば、現実にすこしだけ頭をよせておきましょう。
『へ.二次元でイってばかりいた』場合
男性に幻想追い求める究極のケースがこれです。少女漫画に出てくる理想の男の子ばかりを追い求めると、現実の男性とのセックスには障害になります。
断言しますが、この世には背景にお花を背負った金髪の日本人なんて実在しません。百歩ゆずって金髪の日本人がいたとしても、髪の毛を染めているだけです。ハーフの男性や帰化した男性もいるでしょうけど、だとしても耽美な世界には生きていません。
実は、女性よりも遙かに性欲が強い男性ですら、二次元の女性でばかりイっているうちにセックスで射精できなくなってしまうという問題が近年増えています。女性でも同じ症状があるようで、場合によってはカウンセラーさんのアドバイスが必要になることもあるようです。
『ト.性癖が特殊』な場合 妄想で補うか、パートナーを選ぶか。
最後に、あなたの性癖が特殊すぎてイけない場合です。これはもうケースバイケースです。人に見られながらでないとイけないというならば、目を瞑ってそういう妄想しながらセックスすることで解決するかもしれません。
問題はそんな妄想ではすまない場合です。たとえばSMの女王様になる妄想でしかイけないというなら……それはもう、いっそのことそういう趣味のパートナーを見つける方が早いでしょう。
他にはデブ専やガリ専などの特殊な体型の男性でないと辛いというのも、ある程度は妄想で補うとしても究極的にはそういう相手をパートナーに選ぶべきという答になるのかも知れません。同性愛者(レズビアン)や少年愛(ショタコン)の女性もここに含まれるかもしれませんが、ここでは深入りしないでおきます。
オナニー&膣トレと雰囲気作りで多くの女性はセックスでイけるようになる
色々書いてきましたが、通常はオナニーや膣トレなどの訓練、セックスをする前の雰囲気作りや男性側との話し合いで、セックスでイけないという悩みは解決することがほとんどです。その為には、自分がどうしたらイけるのか、イけない原因は何かを探るのが第一歩になるでしょう。
パートナーとしっかり手を握り合って、自分の中で原因を探ることで楽しく素敵な夜の時間を過ごしてくださいね。